今回はpykintoneのセットアップ方法を紹介します。
セットアップ
pykintoneのセットアップ方法はこちらに掲載されています。 ドキュメントにあるように、動作にはPython3が必要です。 Windowsではインストーラを利用するのが簡単です。 Python公式からインストーラをダウンロードしましょう。
インストーラ利用時、PATHを通すにチェックをつけると楽です。
インストールが済んだら、コマンドプロンプトを開きましょう。 同梱のpipにてpykintoneをインストールします。
$ pip install pykintone
以上でpykintoneのセットアップは終わりです。
利用法
試しにデータの取得をしてみましょう。 アプリへの接続方法はいくつかありますが、ここではYAMLファイルを利用する方法を紹介します。
作業用のフォルダを作って、そこにYAMLファイルを作成します。 アプリ情報に合わせて、下記の{}内を埋めます。
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account.yml
domain:{サブドメイン名(必須)}login
{ユーザ名(APIトークンとどちらか選択)}password:{ユーザパスワード(APIトークンとどちらか選択)}basic
{ベーシック認証ID(ある場合)}password:{ベーシック認証パスワード(ある場合)}apps:{アプリ名}
{アプリID}token:{APIトークン(loginとどちらか選択)}
同一フォルダにPythonファイルを作成します。
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main.py
importpykintoneaccount=pykintone.load(“account.yml”)app=account.app()# app()の引数にアプリIDを指定。省略した場合はaccount.ymlのappsの一番上のアプリと接続。records=app.select().records# select()の引数でクエリを指定可。print(records)
作成出来たら、コマンドプロンプトから実行します。
$ python main.py[{'年齢':{'type':'NUMBER','value':'28'}, ...]
他にも、pykintoneを使えばファイルアップロード等も簡単に実装できます。 どんな機能があるか知りたい方は、一度ソースコードに目を通すと良いかもしれませんね。