私は普段 kintone のカスタマイズを Claude Code(CLI)で書いています。フィードバック募集を見て繋いでみました。
繋ぐ前は、公式のAPIリファレンスをAIが読めるやつ、くらいに思っていましたが、それ以外にも使えそうですね!
つなぎ方
Claude Code にリモート版を1行で登録できます。
claude mcp add --transport http kintone-docs https://mcp.cybozu.dev/mcp
claude mcp list で ✔ Connected がすぐ出ました。設定ファイルを手で書かなくていいので楽でした。
Tips記事まで読みにいくのが実践的でよい
繋いだあとは、Claudeにいつも通り質問するだけです。URLを渡さなくても、裏で developer network のドキュメントを探して、読んでから答えてくれます。
おもしろかったのは、API仕様のページだけじゃなくて、Tips記事や事例記事まで読みにいくところでした。
たとえば「テーブルの行をボタンで追加するカスタマイズ」で投げると、下記のような記事を拾ってきます。
- kintoneにおけるテーブル操作の基本(テーブルの構造・行の追加)
- レコード更新におけるテーブル操作のテクニック
「一覧画面に集計を表示する」なら Apache ECharts でダッシュボードを作る記事、「他社サービスと連携」なら Power Automate で Slack に投稿する記事、といった具合に、developer network の実践的な記事をそのまま読んでくれます。
これがありがたいと思った理由は、APIの仕様って素のAIでも推測でそれなりに当ててくるんですよね。でも「kintoneのテーブルは入れ子が深くてカスタマイズが地味に面倒」みたいな実践的なノウハウは、AIの記憶だと古かったり曖昧だったりする。そこを公式の最新記事ごと渡せるのが、地味に大きいと思いました。
リファレンス側もちゃんと正確
もちろんAPI仕様の方も素直です。レコード取得まわりを聞けば、パラメータ・レスポンス・アクセス権・fields の上限みたいな細かいところまで踏まえて答えてくれます。
地味に助かるのが、非推奨をそのまま教えてくれること。create-plugin について聞いたら「これは2026年8月版でメンテ終了予定、今後は cli-kintone を」と返ってきました。古い情報を掴まされにくいです。
詰まったところ
今回試した際には、存在しない機能を聞いても、「ありません」とは言ってくれませんでした。「PDFを生成するREST API」みたいな実在しないものでも、それっぽい関連APIを拾って話を進めてしまうので、あるかないかの最終判断はこっちで持っておく必要があります。
まぁこれはMCPがどうこうというよりはエージェントの問題な気もします。
あと、1つの質問でドキュメントを何回か読みにいくので、トークンはかさむこともありそうです。困るほどではないですが、頭の片隅に置いておくといいかもです。
まとめ
繋ぐ前はAPIリファレンスを引くものだと思っていましたが、実践的なカスタマイズ記事まで読みにいってくれるのは便利そうです。カスタマイズを書くとき、公式の実装ノウハウを最新の状態で参照させられるのは助かります。β版でこれなら、正式版が楽しみです。